中堅教諭等資質向上研修「教育法規」

先日、三鷹市教育委員会から委託を受けた東京都行政書士会武鷹支部として、先輩行政書士の先生とともに、教育法規に関する研修のうち、「学校における職務に関する法規について」を担当させて頂きました。

受講者は、武蔵野市、三鷹市、府中市、調布市、狛江市の各市立小・中学校所属の10年目を迎えた教員約100人ということで、大半は新卒で教員になった方々で32歳くらいと若さと熱気を感じたひとときでした。

事前に、今回の主管である三鷹市教育委員会事務局のご担当者と打合せを行う中で分かったのは、1年目、2年目、3年目と続けて行われた後、久しぶりに行われるのが今回の10年目研修ということでした。

そこで、10年目で教員としてのキャリアを十分に積み重ね、これから管理職等へ進む方もいれば、現場で若手を引っ張っていく方もいる中で、改めて皆さんに学校の組織編制や会議体等はすべからく学校教育法を始めとする教育法規に基づいて行われていることを再確認頂くべく、「自分の所属する学校にいる方々を思い浮かべながら」聴いてもらいました。

結果的に、先輩行政書士の担当した「おさえておきたい学校での著作権」とともに、休憩時間や終了後にも計10名近い教員の方々から熱心に質問を頂き、研修のご担当者からも、それぞれの研修の後で謝辞を頂いたほか、帰り際にも「教育法規の研修でこれだけ質問が出ることは極めて珍しいです。とても分かりやすく、また興味深い研修でした」との言葉を頂くことができました。

ご参加頂いた教員の皆さん、お疲れ様でした。そして、「先生みたいな先生になりたい!」と教員を目指す児童や生徒から言われるような先生であり続けてください。

最後に、このような機会を与えて頂いた支部長に感謝して、研修実施の報告とさせて頂きます。今後も、武鷹支部の「街の法律家」の端くれとして、学校における「法教育」にも積極的に取り組んでいきたいと思います。