東京2020オリンピックパラリンピックにおけるシティキャスト活動無事終了!

 新型コロナウイルス感染症の世界的な蔓延(パンデミック)により、1年延期された東京2020大会が、7月23日~8月8日のオリンピック、8月24日~9月5日のパラリンピックと、開会式・閉会式の新国立競技場を含む多くの会場で「無観客」という形で開催され、シティキャストとして活動をしていました。

東京の地域の魅力を発信メッセージ送信(オリンピック開催期間中)

パラリンピック選手団への応援メッセージパネル作成(パラリンピック開幕日)
パラマラソン沿道における感染自粛のお願い(パラリンピック最終日)

 私が、東京都行政書士会の会報で大会ボランティア(のちのフィールドキャスト。競技場内での1日8時間程度×10日以上の活動が条件)と都市ボランティア(のちのシティキャスト。競技場外の最寄り駅や大会PR施設、パブリックビューイング会場での1日5時間程度×5日以上の活動が条件)の募集を見つけ、都市ボランティアに応募したのは、2018年12月のことでした。

 そこから面接と集合研修、途中からはオンライン研修を重ねてきましたが、1年延期しても「1年前よりも国内の感染状況が悪化している」状況下での開催については賛否両論がありましたし、都内のパブリックビューイングが全て中止となった後、6月半ばに決定していた5日間のラストマイル(最寄り駅から競技場までの道案内)の役割も7月半ばに無観客が決まり、消滅してしまいました。

 当初の役割が無くなったことで、辞退をする方も多くいらっしゃいましたし、その気持ちも理解できます。ただ、東京都行政書士会の募集での参加という形が、自身の参加の背中を押してもらうきっかけとなりましたし、コロナ禍で当初と全く異なる形になってきている中でも、最後まで辞退せずやりきろうと思えたのも、東京都行政書士会の代表として出ているとの自負があればこそでした。

 シティキャスト運営事務局が日夜となく動いてくださり、次々と作っては案内をしてくださった新しい役割は、ほとんどが狭き門で、30ほど出した候補日程の応募に対し、当たったのは僅かに3つで、あとは「落選続き」という状況で、ボランティアすら、したくても容易にはできませんでしたし、当落メールが担当日の前々日夜に届くなど、直前まで分からない等、忍耐を要するものだったこともここでお伝えさせて頂きます。

 また、ワクチン接種を終えていない家族や顧客のことを考えると、何をおいても活動参加における感染だけは絶対に避けなければならず、活動前のワクチン2回接種、活動中のマスク着用ほか感染対策の徹底(マラソン時は掲載した画像を撮って頂いた瞬間以外はフェースシールドも着用していました)、活動後のPCR検査結果が出るまでの外出をなるべく自粛するなど、その辺りも徹底していたこともあり、無事に活動を終えられて安堵しています。

 東京2020大会が日本社会に残したものは何か、それは後年になってから判明するのだと思います。残念ながら、学校観戦(7人制ラグビー)の機会が無くなった小4の長男も、テレビ観戦や私のボランティア参加を通じて、オリンピアン・パラリンピアンの漲る闘志や研ぎ澄まされた集中力、これらを支える強靭な肉体、そして世界には多くの人たちがいて、一人ひとりが違っていい、そんなことを感じてくれたのかなと思っています。