内容証明郵便を送りたい

元請けから仕事をもらって行ったが、お金が入ってこない、という企業の代表者様から「行政書士名での内容証明郵便を送ってほしい」とご相談を頂きました。

事情を詳しく伺うと、ご自身でも文書での督促を行ったほか、内容証明郵便を送り、不定期ながらも連絡を取っていることがわかりました。

そこで、行政書士名で内容証明郵便を送るメリット(第三者が入ることで、支払いへの意識が上がる)とデメリット(相手によっては態度が硬化し、支払いを拒み、無視する)についてお話をした上で、内容証明郵便案を作成させて頂きました。

しかし、このケースでは、依頼主の努力で相手方を動かし、分割での返済が始まったことから、「送ろうと思えば、いつでも送付できる状態」にした上で、いまだに使用はしていません。

依頼されたことを依頼された通りに行うことが、依頼主にとっての最良の結果をもたらすとは限りません。相談を受けた場合は、できる限りの選択肢を用意し、それぞれのメリット・デメリットを提示し、理解して頂いた上で選択して頂くスタイルをこれからも踏襲していきます。